D2Cビジネスモデルに関する調査レポートを公開。

2017/10/02 お知らせ

この度弊社ライフスタイルデザインは、弊社のビジネスモデルでもあり、国内外でも台頭するD2C(Direct to Consumer)モデルの概要を改めて整理するとともに、当社が展開する「LaFabric」を中心に具体的なブランドを交えて紹介いたします。

このような紹介に至った経緯といたしましては、現段階ではD2Cについてまとまった情報がなかったため、ここで一度皆さまにD2Cモデルについて共有し、これからもアパレル業界を盛り上げていきたいと考えた次第です。


米国スタートアップ企業の資金調達額は約5年で総額2500億円!
小売業界の新潮流 『D2C(Direct to Consumer)』
国内外で台頭するD2Cブランドと、そのビジネス戦略とは?
〜日本発のD2Cブランド「LaFabric」は大型資金調達により、D2C戦略を強化〜

近年アパレルを中心とした小売業界にD2C(Direct to Consumer)という新しいビジネスモデルが広まってきています。このD2Cは、自社で企画、製造した商品を直接自社のECサイトで販売するビジネスモデルです。

アメリカではこのビジネスモデルをベースにするスタートアップが急激に増えており、CB INSIGHTSによると、アメリカのD2Cスタートアップ企業が2012年から2016年4月までの約5年間で調達した資金調達額の総額は実に約2500億円に及びます。ここ数年日本国内においても複数社登場し、多くの消費者に受け入れられはじめています。本ニュースレターでは、このD2Cの概要を改めて整理するとともに、当社が展開する「LaFabric」を中心に具体的なブランドを交えて紹介いたします。

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◆D2Cを読み解く3つのポイント

このような特徴を持つD2Cモデルが現在台頭している理由としては、スマートフォンの普及・テクノロジーの発達と消費者の価値観の変化があります。具体的には、ECでモノを買うことが当たり前になり、さらにSNSなどを活用することで消費者に情報を届けることができ、オンラインを主軸にしたブランド展開が可能になった環境の変化と常に新しい情報やブランドを求め、既存の価値観にとらわれることなく、自身が気に入ったものや、製品単体の価値だけでなくその背景のストーリーに共感して消費をする傾向にある消費者の価値観の変化です。

①D2Cモデルによって実現する、高品質 / 適正価格のものづくり

D2Cにおける最も基本的な特徴は、Direct to Consumerの名の通り、商品企画や生産などの工程で発生する中間マージンを大幅に省き、販売においても小売店に卸さず自社ECサイトで行うことで、消費者と限りなく近い距離でものづくりを行っている点です。それにより、従来のモデルで販売されている商品よりも高品質なものを同額もしくはそれ以下の価格で直接消費者に届けています。

②販売チャネルを自社ECサイトに絞ることで、パーソナルデータを活用

販売チャネルを自社ECサイトに絞っていることもD2Cの大きな特徴で、従来のSPAモデルと一線を画している点です。ECサイトを経由して取得する顧客の性別や好み、洋服のサイズなどのパーソナルデータを活用し、いつ、なにを購入したかなどもブランドが把握することが可能になります。これらの情報を活用して、従来に比べて圧倒的に効率良く、商品企画及びマーケティングを行うことができます。

③販売ではなく“体験”を目的としたEC連動型のリアル店舗

自社ECサイトでの販売を特徴とするD2Cモデルですが、 “体験”を目的にリアル店舗を展開するブランドも多く存在します。あくまで販売ではなく“体験”を目的にしているため、在庫を抱えず運営コストが従来の店舗よりも極限まで抑えられています。さらに店舗での決済はECサイト経由となっているため、データ活用され、オムニチャネル化された状態になっています。

◆なぜD2Cが今台頭しているのか?

<スマートフォンの普及とテクノロジーの発達>

D2Cが受け入れられている背景には、スマートフォンの普及とテクノロジーの発達によって、ECやSNSが急成長していることがあげられます。その結果、ECでモノを買うことが当たり前になり、さらにSNSなどを活用することで消費者に情報を届けることができ、オンラインを主軸にしたブランド展開が可能になりました。

<消費者の価値観の変化>

また、情報化社会が発達した現代では、消費者の価値観も以前に比べ変化してきています。常に新しい情報やブランドを求め、既存の価値観にとらわれることなく、自身が気に入ったものや、製品単体の価値だけでなくその背景のストーリーに共感して消費をする傾向にあります。

このような背景のなか、D2Cブランドが続々と登場し、多くの人々に受け入れられています。


D2Cの第一人者、RE株式会社 江原理恵氏が語る海外での成功事例

図1

■全米の女子を魅了するコスメブランドも登場!アメリカでますます存在感を増す“D2C”

最近では、日本でも、Warby Parker、Everlane、AllbirdsといったD2Cブランドについて語られることが多くなってきました。これらのブランドは実際にアメリカで非常に受け入れられています。特に最近では、GlossierというNY発のスキンケアブランドが全米で大ヒットしています。創業者は、ファッション雑誌で働いているときにWEBメディアをオープンし、100万人以上の購読者を獲得。そこでのリアルな声とメディアによるチャネルを活用して自社商品の直販を2014年にスタートしました。現在では、街を見渡せば、すぐにユーザーを見つけられるレベルまでブランドが浸透しています。